完全リモートで映画制作を行うプロジェクト「#おうちで映画制作部」が始動。MotionGalleryでクラウドファンディングもスタートした。
【写真】井上博貴のコメントとプロフィール。(メディアギャラリー他8件)
新型コロナウイルスによる自粛要請がなされ映画制作がストップしている状況の中、クリエイターたちの新たな作品作りと収益化のため立ち上げられた本企画。8人の監督・脚本家が参加し、オーディションや撮影編集を行い、10分程度の短編を制作する。
企画には「新卒ポモドーロ」の井上博貴、「根矢涼香、映画監督になる。」の上村奈帆、映像ディレクターの鈴木新吾、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の田中誠が参加。またサイバーエージェントのクリエイティブディレクター・永野広志、「透明花火」の野本梢、「タイトル、拒絶」の山田佳奈(□字ック)、「愛の病」の吉田浩太も名を連ねた。なお鈴木と永野は共同で1本を制作する。
作品はクラウドファンディングのリターンとなるBlu-rayに収録されるほか、インディーズ映画に特化した月額定額観放題サービス・DOKUSO映画館で上映される。プロジェクト公式Twitterやテラスサイド公式YouTubeチャンネルではメイキングが公開となる。
そのほかリターンにはZoomなどを使用したリモート舞台挨拶への招待や、撮影秘話をつづった限定パンフレットも。クラウドファンディングの利益は、制作費とBlu-rayなどの作成実費を差し引いた残りが監督・脚本家たちへ均等に分配される仕組みだ。詳細はMotionGallery公式ページで確認を。
■ 玉井雄大(テラスサイド / DOKUSO映画館 CEO)コメント
新型コロナウイルスによる自粛要請により、映画・ドラマの制作は完全にストップ。いつ再開できるかもわからない状況が続いています。この状況がいつまで続くのかはわかりませんが、こんなときだからこそエンタメが必要だと僕は信じています。
感染拡大を防ぐため、今回の企画では最初から最後まで監督と俳優が同じ空間にいることがありません。演出はすべてモニター越し、カメラマンもいないので撮影はすべて俳優本人か家族が行うしかありません。
そんな企画に8名もの監督・脚本家が面白いといって手を貸してくださることになりました!
正直、普段なら絶対ありえない金額で引き受けてくださっています。ただただ感謝。
願わくば、この挑戦がクリエイターたちの新たな作品創りと収益化に少しでも寄与しますように。ずっと守ってきた映画文化をコロナなんかに奪われてたまるかっ!
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