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Wednesday, July 29, 2020

女性セレブも多数参加する「モノクロ自撮りチャレンジ」に賛否両論のワケ(コスモポリタン) - Yahoo!ニュース

“女性のエンパワメントのために”――セレブをはじめとする女性たちの「#womensupportingwomen」というハッシュタグが付いたモノクロのセルフィーで、インスタグラムのフィードがあふれ返って人もいるかもしれない。これらの投稿がたとえ善意に基づくものではあっても、「結局あまり意味がない」と感じている人は、あなただけではないかもしれない。 【写真】写真で振り返る、女性たちが歴史を大きく変えた瞬間50 自分も写真をシェアしようかと思っていたという人は、少し考えてみる必要がありそう。 1週間ほど前から、数えきれないほどの女性たち(リース・ウィザースプーンやジェニファー・ロペス、シャーリーズ・セロン、ジェニファー・アニストン、クロエ・カーダシアン、シャーリーズ・セロン、ナオミ・ワッツ、デミ・ロヴァート、ガブリエル・ユニオン、シンディ・クロフォードなどのセレブも含む)が、「#challengeaccepted」「#womensupportingwomen」とタグ付けしてモノクロのセルフィーを投稿。彼女たちは、同じように投稿した別の女性たちから(チェーンメールのように)指名され、このキャンペーンに参加していた。

だが、『ニューヨーク・タイムズ』紙のテイラー・ロレンツ記者が指摘しているとおり、これらの投稿に書き込まれているのは、“優しい”メッセージではあっても、何を目指したものであるのかが曖昧なものがほとんど。

もちろん、女性がお互いを称賛することには何の問題もない。ただ、同紙やその他の数多くのSNSへの投稿でも言われているとおり、このセルフィーチャレンジは、たとえばトルコの女性たちが行っている「フェミサイド(女性であることを理由とした殺人)」に対する意識を高めることを目指した活動など、非常に重要なほかのキャンペーンを飲み込んでしまい、目立たなくしてしまっている。 「“モノクロ”チャレンジのためにセルフィーを投稿しようとしているすべての人たち、自分が実際のところどれほど空気を読めていないか、理解すべきよ」とツイートしている女性もおり、本来の意義が失われてしまっていることを指摘する人も多数。 これは、警察官の不当な行動によって死亡したジョージ・フロイドさんやブリオナ・テイラーさんの事件をきっかけに勢いを増した、インスタグラムを通じて反人種差別を訴える活動や、「ブラックアウト・チューズデー」のキャンペーンにも通じるところがあるといえそう。

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