来年３月に開催される核兵器禁止条約の初めての締約国会議に関して、被爆地、広島・長崎の両市長は１８日、岸田総理大臣と面会し、核保有国と非保有国の橋渡し役となるため、日本政府が会議にオブザーバー参加するよう要望する考えです。
核兵器禁止条約は初めての締約国会議が来年３月に開かれる予定で、これに関して、被爆地・長崎市の田上市長と広島市の松井市長は１８日、岸田総理大臣と面会します。
日本は核兵器禁止条約に参加しておらず、松野官房長官は会議への対応をめぐり、今週、記者会見で「現実を変えるためには核兵器国の協力が必要だ。オブザーバー参加よりも唯一の戦争被爆国として、核兵器国を関与させるよう努力をしていかなければならない」と述べています。
長崎市の田上市長は１７日、取材に応じ「日本政府はぜひオブザーバーとして会議に参加をしてもらいたい。核保有国と非保有国の橋渡し役となるよう期待したい」と述べ、岸田総理大臣との面会では、日本政府にオブザーバー参加するよう要望する考えを明らかにしました。
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