中央区は7日から、区内にある22の地方アンテナショップが参加するスタンプラリーを始める。26日までの期間中、15店舗分を集めて応募すると、名産品が抽選で当たる。緊急事態宣言は解除されたが段階的な制限緩和が望まれており、まずはショップ巡りで旅気分を味わって、と呼び掛けている。(井上靖史)
同区は銀座や日本橋地区を中心に、全国二十三県道市の二十四店舗が集まる「日本随一のアンテナショップ集積地」(同区)。
スタンプラリーは二〇〇六年に始めて十六回目。参加は当初、十一店舗だったが、進出する店舗も増え、今年は区内の二店舗を除く二十二店が参加する。区内のアンテナショップでつくる連携推進協議会と共催する。
各ショップや中央区役所などで専用の冊子を配布する。異なる十五店舗以上のスタンプを押し、各ショップが用意する賞品の中から一点を選んで応募すると、抽選で計二百三十九人に当たる。応募は十一月一日まで。
賞品は、たとえば福島県の会津おかずみそセット、茨城県のほしいも食べ比べセット、岩手県のサバのオリーブオイル漬けセットなど。全店のスタンプを集めた人は、全賞品の詰め合わせが限定一人に当たるコースにも自動登録される。
ラリーの冊子そのものにも割引クーポンが付いている。東京メトロ銀座一丁目駅近くにある沖縄物産の店のスタッフは「首都圏から沖縄へ一気に旅行者が増えるのはまだ少し心配。本場の沖縄そばなど、なまものもそろえているので、まずは店の買い物で沖縄を味わって」とPRした。
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