日産自動車は8月26日、将来の完全な電動化やカーボンニュートラルの実現に向け、国連が支援する「Race to Zero(レース・トゥ・ゼロ)キャンペーン」に参加すると発表した。自動車メーカーとして同キャンペーンに正式参加するのは日系企業初となる。
Race To Zeroは、企業、都市、地域、投資家のリーダーシップを結集し、包括的で持続可能な成長を可能にする、健全で強靭なゼロカーボンの実現を目指すグローバルキャンペーン。733の都市、31の地域、3067の企業、173の大規模投資家、622の高等教育機関が参加し、ネット・ゼロ・イニシアチブをリードしている。
また、日産は「Business Ambition for 1.5°C」キャンペーンにも賛同を表明した。世界の気温上昇を産業革命以前のレベルから1.5°Cに抑えることを目指す同キャンペーンの目標は、カーボンニュートラルの実現を目指す日産の目標と合致。さらに、日産は同キャンペーンの参加要件であるSBTの認証も取得した。これは、日産のCO2削減目標がSBTイニシアチブ(SBTi)によって検証され、最新の気候科学に沿ったものであると認定されたことを意味する。
日産はこれらのキャンペーンへの参画やSBTの認証を通じて、志をともにする世界中の企業や自治体とともに気候変動の課題解決に取り組んでいく。
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