大阪名物ハリセンチョップで一世を風靡(ふうび)した元「チャンバラトリオ」のゆうき哲也(ゆうき・てつや、本名井上哲也=いのうえ・てつや)さんが4日、亡くなっていたことが6日分かった。79歳。大阪市出身。死因は明らかになっていない。後日に「お別れの会」を予定しているという。
関係者によると、長年、糖尿病を患っており、昨年12月中旬に病状が悪化。そのころから入院して治療していたが意識が混濁した状態が続いていたという。最期は夫人と2人の娘に見守られながら旅立ったという。
ゆうきさんは同志社大を半年で中退後、出版物の販売業務などを行い1960年に東映に入社。故高倉健さんの付き人となった後、68年に「チャンバラトリオ」に加入した。同トリオは70年代にメンバーの南方英二さん(享年77)がハリセンチョップを考案し、ドタバタコントで人気を博した。
ゆうきさんは同トリオを83年に脱退、90年に復帰を果たすが再び94年に脱退した。90年代には日本テレビ「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」で体を張った「人間性クイズ」の仕掛け人として登場し、爆笑をさらった。Vシネマシリーズ「難波金融伝・ミナミの帝王」に出演するなど、こわもて俳優として人気だった。
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