新型コロナウイルス感染拡大によりレースができない中、インディカー・シリーズとiRacingがタッグを組み、現役ドライバーが参加して行なわれている「INDY CAR iRacing Challenge」。その第5戦がサーキット・オブ・ジ・アメリカ(COTA)を舞台にして開催され、今回初参加したF1ドライバーのランド・ノリスが、デビューウィンを飾った。
アメリカではテレビ放送まで行なわれるようになったインディカーのバーチャルレース。ここ2戦はオーバルコースが舞台となっていたが、今回はF1アメリカGPでも使用されているCOTAが選ばれ、決勝レースは32周で争われた。
インディのバーチャルレースは初参戦となるノリスだが、普段からシミュレータをやっていることもあってか、インディカーのマシンにすぐに順応。予選では他を圧倒する速さをみせ、いきなりポールポジションを獲得した。決勝でも2番手のウィル・パワー(チーム ペンスキー)以下を大きく引き離す走りをみせた。
10周目を迎えるあたりから1回目のピットストップを行なう車両が目立ち始め、トップを快走するノリスも11周目にピットインし、6番手でコースに復帰した。
その直後の12周目に“コンペティションコーション”が導入された。これはコース上でのアクシデントが原因ではなく、あらかじめ各ドライバーにも12周目に出されることが事前に通達されていたもので、それを踏まえて戦略を立てているチームも多数あった。またアメリカではこのタイミングをテレビ放送のCMに充てていた。
パワーを先頭に14周を終えたところでレースが再開された。タイヤ交換したばかりのノリスはリスタート直後に2台をパスし4番手に浮上。順調な走りを見せていたが、15周目の最終コーナーで挙動を乱しスピン。11番手まで後退してしまった。
トップを快走していたパワーは17周目にピットストップを行なったが、コース復帰直後のセクター1で2度もスピンを喫し、大きく順位を落とすことになった。これでパトリシオ・オワード(アロー マクラーレンSP)がトップに浮上しアレックス・パロウ(デイルコイン レーシング with Team Goh)が2番手につけ、昨年日本のスーパーフォーミュラで活躍したふたりが上位を占めた。しかしパロウは20周目のターン9でスピンを喫し順位を落とした。
その後方ではノリスが順位を挽回するべく猛烈な追い上げを見せていた。20周目のターン1でマーカス・エリクソン(チップ ガナッシ レーシング)をパスすると22周目のターン12でスコット・マクログリン(チーム ペンスキー)をオーバーテイク。これで2番手に浮上した。この時点で首位のオワードとは3秒強の差があったが、ノリスは1周あたり1秒ずつ差を縮めていき23周目には0.7秒後方に迫った。
このままトップ争いが白熱するかと思われたが、ノリスは23周を終えたところで2回目のピットストップを敢行。オワードも2ストップ作戦を選んでおり26周目にピットインしたが、ノリスに逆転を許してしまう。
レースも終盤に入り、各車が最後のピットストップを済ませていく中、トップに浮上したのはフェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ ガナッシ レーシング)だった。彼は今回1ストップ作戦で戦っており、2ストップを選んだライバルたちを逆転していたのだ。
このまま最後まで逃げ切りたいローゼンクヴィストだったが、28周目のターン5で痛恨のスピン。2秒後方に迫っていたノリスに逆転され、さらにオワードの先行も許し3番手に後退した。
“コンペティションコーション”が入って以降、目まぐるしく順位が入れ替わったバーチャル第5戦COTAだが、最後はF1とインディでマクラーレンに所属するふたりの一騎打ちとなった。2番手のオワードは温存していたプッシュ・トゥ・パスを駆使しノリスの1.5秒後方まで迫ったが、追い抜くまでには至らず。途中スピンを喫した場面もあったノリスだが、最後はノーミスの走りを披露しインディのバーチャルレースでデビューウィンを飾った。2位にオワード、3位にローゼンクヴィストが続いた。
また今回も佐藤琢磨(レイホール レターマン ラニガン レーシング)がエントリー。16番手からスタートしたが1周目に大きく順位を落とし、1周遅れの30位で2度目のバーチャルレースを終えた。
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April 25, 2020 at 12:40PM
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ノリスがインディのバーチャルレースでいきなり優勝! 途中のスピンから猛烈に挽回 - Motorsport.com 日本版
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