新型コロナウイルスによる感染症について、16日に行われた政府の専門家会合は、現在の局面を、国内発生の早期と位置づけた。
新たな局面を迎え、感染拡大を防ぐため重要になるのは2点。
人混みを避け、不要不急の集まりを自粛すること。
そして、医療機関への受診の目安。
まず1点目の「人混みを避ける」などについて、企業や交通機関などが、感染拡大の予防策を講じる動きが広がってきている。
NTTグループは、NTTドコモやNTT東日本、西日本など、国内のグループ会社で働く従業員およそ20万人に対し、鉄道の混雑する時間帯を避けた時差出勤や、テレワークの積極的な活用、人が集まる会議の自粛などを呼びかけている。
また、中国全土で勤務している日本人の社員と家族も、早期に帰国させるという。
傘下のNTTデータは先週、協力会社の男性従業員が、新型コロナウイルスに感染したと発表していた。
一方、ヤフーも「リモートワーク」の活用を促しているほか、100人以上が集まる会合を原則禁止するなど、対応を強化している。
3月1日に開催予定の東京マラソンについて、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、今回は一般参加枠の縮小や取りやめなどが幅広く検討されていることが、関係者への取材でわかった。
小池都知事「どのようにして、ランナーの皆さんの安全安心を図っていくのか。今、適切に対応を求めておられると聞いている」
東京マラソンをめぐっては、およそ1,800人いる中国在住の参加者に参加自粛を求めて、出走権と参加料の2021年への繰り越しが決められたばかり。
一方、タクシー運転手などの感染が確認され、公共交通機関への不安の声も上がる中、東京都の小池知事と東京バス協会が面会した。
業界側は、勤務で必要なマスクや消毒薬が不足した場合に、都の備蓄を供給するよう要望し、春の修学旅行シーズンを前に、風評被害を懸念していると述べた。
小池知事は、マスクなどの供給に前向きな姿勢を示し、予防策の徹底を求めた。
小池知事は、このあと、ハイヤーやタクシー業界とも面会する。
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February 17, 2020 at 10:16AM
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東京マラソン 一般参加の縮小・廃止を検討 NTT、ヤフーなど「時差」「在宅」を - www.fnn.jp
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