南海トラフ巨大地震で津波被害のおそれがある宇和島市で、学校が連携して防災対策を協議する会合が開かれ、来週、およそ3000人が参加する大規模な避難訓練を行うことを申し合わせました。
南海トラフ巨大地震で津波の浸水被害が想定される宇和島市の文京地区周辺にある教育機関は、平成30年度から合同で防災訓練を行うなど連携して津波への対策を進めています。
きょうは、宇和島市の城南中学校で、今年度はじめての会合が開かれ、小中学校や中等教育学校、それに高校の6校から教員や生徒など40人あまりが参加しました。
会合では、来週16日に6校が合同で生徒や児童などおよそ3000人が参加する大規模な避難訓練を行うことを申し合わせました。
訓練では、大津波警報が発令されたという想定で、市内の5か所の高台に分かれて避難するほか、訓練を終えた後には関係者が集まり、避難経路が安全だったか検証するとしています。
きょうは生徒たちだけで防災について話し合う時間も設けられ、「ひとつの避難場所に人が集中する可能性があるため安全性の検証が必要だ」とか「避難する際に学校の垣根を越えて声をかけあい、一緒に逃げられるよう、日ごろから関係性を築いておく必要がある」といった意見が出されました。
参加した宇和島東高校の女子生徒は、「ほかの学校と連携して、地域ならではの訓練や防災学習に取り組んでいきたいです」と話していました。
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