162の国・地域から史上最多の選手約4400人が参加する東京パラリンピック。その中に、日本体育大などの支援で初出場にこぎ着けた国が五つある。初めての大舞台は運営側や参加選手に何を残したのか。
8月30日午前、国立競技場であった陸上女子100メートル。視覚障害のあるモルディブのファティマト・イブラヒム選手(30)はガイドランナーと共にトラックを走り抜け、笑顔で抱き合った。トップと5秒以上の差をつけられ予選落ちしたが、モルディブはパラ初出場。「走りきることができて幸せ。目が見えない人もやりたいことができることを示せた」
モルディブの参加を後押ししたのが、国から委託を受けた日体大だ。東京大会を過去最多の国・地域が参加する大会にしようと2017年からパラリンピック委員会がない国や、組織はあっても休止状態の国を対象に、組織運営の支援や選手・コーチの育成、財政面の援助を手がけた。
「視覚障害者の教育は小学校まで」と言われ
「危険だからという理由で障…
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