東京五輪の開閉会式で、参加する日本選手団が式典当日に選手村に滞在可能な選手に限られることが30日、関係者への取材で分かった。東京大会は新型コロナウイルス感染症対策で選手村の滞在日数が制限され、開閉会式でも3密回避のために参加者が絞られる。主将と旗手らは例外として参加できる。
日本オリンピック委員会(JOC)が国内競技団体に方針を伝達した。開会式は7月23日、閉会式は8月8日にメインスタジアムの国立競技場(東京都新宿区)で行われる。
コロナ対策で選手の入村は出場する競技開始5日前からで、競技終了2日後までに退去が義務付けられている。陸上やレスリングなど大会後半に登場する選手は開会式に、柔道や競泳など大会前半に競技が予定される選手は閉会式に原則参加できなくなる。
JOCは日本選手団が行進する際、スマートフォンやカメラの使用を禁止する方針も伝えた。開催国の代表としてふさわしい整然とした行動を求めた形だ。(共同)
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