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Wednesday, February 3, 2021

コロナ影響、ボランティア1月はゼロ 熊本豪雨被災地、苦悩続く | 熊本日日新聞社 - 熊本日日新聞

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 昨年7月の熊本豪雨被災地で災害ボランティアセンターを通して被災者の支援活動に参加するボランティアが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で1月はゼロだった。豪雨から4日で7カ月。被災地では住民の生活再建へ新たなニーズも生まれており、受け入れ側の苦悩が続く。

 市町村の社会福祉協議会が運営するセンターは、昨年7月6日の芦北町、津奈木町を皮切りに最大13市町村が開設。被災者の依頼がなくなったセンターから順次活動を終え、10月5日以降は八代市、人吉市、球磨村の3市村のみとなった。

 県災害ボランティアセンターによると、参加者の延べ人数はピーク時の昨年7月が1万5834人、8月は1万4918人だったが、9月は3251人に急減。その後も減り続け、12月は865人と千人を下回った。

 3市村とも年明けは1月中旬から受け入れを始める予定だった。しかし、県が1月14日、独自の緊急事態宣言を発令し、不要不急の外出自粛などを求めたため、いずれも活動を休止。1月の参加者はゼロとなった。

 今回の豪雨災害では全ての市町村が当初、コロナ対策のため、ボランティアを県内や地元の在住者に限定。その中で人吉市は、感染拡大の懸念が薄らいだ昨年11月から募集対象を九州在住者に広げ、11~12月の参加者は県外在住者が約3割を占めた。

 3市村とも、県独自の緊急事態宣言が解除されれば受け入れを再開する方針。ただ、隣の福岡県は3月7日まで政府の緊急事態宣言の延長が決まった。県外からの受け入れが感染を広げる懸念は拭えず、センターを運営する人吉市社協は「今後も『九州在住者』のまま募集を続けていいのか検討中」と悩む。

 災害当初に比べて支援ニーズは縮小しつつあるが、自宅の公費解体に向けた家財の搬出や仮設住宅退去の手伝いなど、新たな依頼も目立っているという。3市村の社協は「復旧復興は道半ば。今後も力強い支援が必要だ」と協力を呼び掛ける。

 県災害ボランティアセンターの吉本裕二副所長(61)は「今は一刻を争う支援が必要な状況ではなく、感染を防ぐため活動自粛はやむを得ない」と説明。ただ、「今後は被災者の生活基盤を整える活動に比重が移る。ニーズを見極め、きめ細かなコーディネートを心掛けたい」と話す。

 熊本学園大の高林秀明教授(地域福祉論)は「ボランティアの支援が途切れれば、関心の低下につながりかねない。支援を必要としている被災地の情報を発信し、復興への思いを共有する取り組みが求められる」と強調した。(臼杵大介)

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