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日立製作所は約3年にわたり、総勢150人が参加する大規模なスクラム開発を実践した。
通常のスクラム開発の場合、構成メンバーは多くても10人程度である。開発する機能の規模はそれほど大きくなく、機能間の連携やプロジェクト管理なども比較的スムーズだ。これに対して、大人数が参加するエンタープライズ向けスクラムでは、チームを拡張しながら効率良く開発、運用できる独自の体制が求められる。
約3年にわたる開発期間の中で通常のスクラムをどのように拡張し、エンタープライズ向けスクラムとして確立したのか。そのチーム構成と役割分担を解説する。
4つのチームを指揮、連携する
日立が実践したスクラム開発では、「IoT(インターネット・オブ・シングズ)向けDevOps環境」をはじめとする4つのソリューションを開発した。
当初は通常のスクラムチームを単純に4つのソリューションに割り当て、それぞれのスクラムチームが担当するソリューションを開発・運用していく体制としたが、大規模開発ならではの役割を2つ設けた。4つのチームを指揮する役割として「チーフプロダクトオーナー」を設置し、それぞれのスクラムチームが自律的かつ円滑に運営できるようにした。さらに、チーム間の連携を活性化する目的で「PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)チーム」(チーム0)を配置した。
しかし、4つの開発チームが個別にソリューションを開発していく中で、それぞれのソリューションを連携しづらいことが判明した。そこで、統一的なアーキテクチャーでシステム間を連携できるようにする目的で、システムアーキテクトを中心とする横断的な「アーキテクトチーム」(チーム2)を配置し、標準化を推進することにした。個別のアーキテクトは、日々進化していく先進的な技術を開発に取り入れるため、その見極めやお試しを行う役割も担っている。
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August 05, 2020 at 03:00AM
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大規模スクラムでチーム再編、役割分担を最適にするコツ - ITpro
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