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Monday, January 4, 2021

混乱は必至? 過激派グループのプラウド・ボーイズ、1月6日の集会に「身分を隠して」参加すると宣言 - Business Insider Japan

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プラウド・ボーイズ

トランプ大統領を支持し、2020年の大統領選の結果に抗議するために集まったプラウド・ボーイズのメンバー(2020年12月12日、ワシントンD.C.)。

Tasos Katopodis/Getty Images

  • 極右グループ「プラウド・ボーイズ(Proud Boys)」は、「身分を隠して」集会に参加するつもりだと語った。
  • 黒と黄色の自らの伝統的なユニフォームをやめ、全身黒で統一するという。
  • 全身黒で統一していることの多い反ファシスト運動「アンティファ(Antifa)」の支持者たちは、プラウド・ボーイズのメンバーとしばしば衝突してきた。
  • アメリカのトランプ大統領は自身の支持者らに対し、1月6日の「盗みを止めさせろ(Stop the steal)」集会を宣伝している。

極右グループ「プラウド・ボーイズ」のメンバーは1月6日(現地時間)、トランプ大統領を支持する集会に参加するため、ワシントンD.C.へ向かうという。6日は2020年の大統領選挙の結果を正式に確定させるために、連邦議会が集まる予定となっている日だ。

プラウド・ボーイズのリーダーらは自らのフォロワーに対し、「全身黒で統一」し「身分を隠して」集会に参加するつもりだとしている。

グループのトップ、エンリケ・タリオ(Enrique Tarrio)氏は「1月6日、プラウド・ボーイズは記録的な数になるだろう。だが、今回はひねりを効かせる」とParlerで明かしている

タリオ氏の言う"ひねり"は、自らの伝統的なユニフォームをやめ、目立たないようにするということだ。

「伝統的な黒と黄色を我々は着用しないだろう」とタリオ氏は述べている。

プラウド・ボーイズの定番ユニフォームと言えば、黒と黄色のフレッドペリーのポロシャツに防弾チョッキ、MAGA(Make America Great Again=アメリカを再び偉大に)帽子だ。

だが、「今回は全身黒で統一するだろう」とタリオ氏は説明している。

これまで全身黒で統一してきたのは、反ファシスト運動「アンティファ」の支持者らだ。

アンティファ

「盗みを止めさせろ」デモに抗議するアンティファのメンバーら(2020年12月12日、ジョージア州アトランタ)。

Rich von Biberstein/Icon Sportswire

他のデモ参加者に紛れ込むため、プラウド・ボーイズはさらなる手段を講じるつもりだ。

タリオ氏は「我々は身分を隠して、ワシントンD.C.のダウンタウンのいたるところに小さめのチームで広がるだろう」としている。

プラウド・ボーイズのまとめ役の1人であるジョー・ビッグス(Joe Biggs)氏もこの計画を自身のParlerのアカウント上で認めている。

ビッグス氏は動画の中で「我々はワシントンD.C.の集会に色をつけて参加しない。お前たちのうちの1人として紛れ込むだろう。お前たちに我々は見えない。むしろ自分たちの仲間だと思うだろう」と話した。

その上で「我々はお前たちと同じようなにおいをさせ、同じような動きをし、同じような見た目になるだろう。我々だと分かるのはその考え方だけだ! 1月6日は最高の日になるだろう」と続けた。

プラウド・ボーイズとアンティファは何度となく衝突してきた。2020年12月には両者が衝突した結果、4人が刺され、1人が撃たれた

2018年には、ニューヨーク市でプラウド・ボーイズのメンバーらによってアンティファのデモ参加者が袋叩きに遭う様子を捉えた動画が出回った

にらみ合い

にらみ合うプラウド・ボーイズのメンバーとアンティファのメンバー(2020年12月12日、ワシントンD.C.)。

Tasos Katopodis/Getty Images

プラウド・ボーイズが広く認識されるようになったのは、トランプ大統領が9月下旬のテレビ討論会でその名を口にしてからのことだ。

12月12日のトランプ大統領を支持する集会で、「Black Lives Matter(黒人の命も大切だ)」運動のサインに火を放ったのは自分だとタリオ氏が主張したことで、グループは再びニュースになった。

トランプ大統領を支持するため、1月6日に集まるという彼らの計画に不安を抱いている政治家もいる。

ワシントンD.C.の司法長官カール・ラシーン(Karl Racine)氏は「わたしの不安レベルは高い。徹底した準備をしている」とCBS Newsに語っている。

ラシーン氏は、プラウド・ボーイズが「けんかを吹っ掛け、ダメージを与え、器物を破損し、非常に脅迫的な振る舞いをする」ことを恐れているという。

トランプ大統領は、1月6日の暴力的な抗議デモに参加するよう右派グループを煽っていると非難されている。

ペンス副大統領の元側近オリビア・トロイ(Olivia Troye)氏は、この集会は暴力的になる可能性があると恐れていると語った。「大統領自身がそれを促している」からだという。

トランプ大統領は2020年12月、ワシントンD.C.での集会は「ワイルド」なものになるだろうと、自身の支持者らに請け合った。

1月2日には、6日は午前11時からワシントンD.C.で「大規模な抗議集会」があるだろうと、自身のフォロワーらにリマインドした

[原文:Far-right group Proud Boys claim they will attend January 6 DC rally 'incognito' and wear all-black to blend in with antifa protesters

(翻訳、編集:山口佳美)

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