外交部の康京和（カン・ギョンファ）長官がドイツに飛び、10日（現地時間）にハイコ・マース独外相から「主要7カ国首脳会議（G7サミット）に韓国が参加することを大いに歓迎する」という返答を引き出した。しかし、これは韓国をG7の新規会員国として歓迎するという意味ではない。しかも、ドイツは「ロシアは駄目だ」という確固たる見解も表明した。一方、トランプ米大統領は絶対にロシアが含まれなければならないとの意向を示した。これにより、韓国のG7会員国参加が不確実になったという声が出ている。日本も依然として韓国の会員国参加に否定的だ。
マース外相は同日、ベルリンを訪れた康京和長官と「第2回韓独外相戦略対話」をした後、記者会見で「G7サミットへの韓国の参加を大いに歓迎する。韓国は国際的に重要な国だ」と述べた。ドイツは5月、トランプ大統領のG7サミットをG11に拡大する構想について、クリミア半島を併合したロシアを問題視して反対した。このため、康京和長官が自ら訪独し、対面で説得作業に乗り出したものだ。
マース外相の発言は、康京和長官の説得が奏功したかのように見える。「韓国の参加を大いに歓迎する」と言ったからだ。だが、この「参加」が一時的な「オブザーバー」としての参加なのか、それともトランプ大統領の提案通りに正式な会員国としての参加に同意しているのかははっきりしない。
康京和長官は同日、仁川国際空港で記者らに、「（マース外相は）今回（米国から韓国が）招待されたことに関して、『ドイツも歓迎しており、韓国の参加は大きな寄与となるだろう』と語った」と話した。その上で、同長官は「今回の会議を越えて、（G7）メンバーシップ（会員国）を拡大するのは別の問題だ。会員国間の多くの協議と研究がなければならないとマース外相も説明したし、私もそれに十分に共感した」と述べた。ドイツは今回、韓国がG7新規会員国として参加することに同意したものではないということだ。
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August 12, 2020 at 06:40AM
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康京和外相訪独するも韓国G7参加に暗雲…露の参加めぐり温度差 - 朝鮮日報
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