ドナルド・トランプ米大統領が提案した主要7カ国首脳会議（G7サミット）の拡大開催に関して、ドイツが韓国の参加を歓迎した。ただし、トランプ大統領はG7をG11に拡大する場合に、韓国・オーストラリア・インドと共にロシアの参加を望んだが、ドイツはロシアに対しては反対する意向を示した。
ハイコ・マース独外相は10日（現地時間）、ベルリンを訪問した康京和（カン・ギョンファ）外交部長官と第2回韓独外相戦略対話を行った後、記者会見で「G7サミットの韓国の参加を大いに歓迎する。韓国は国際的に重要な国だ」と述べた。
ただし、マース外相は記者会見で「全体的にどのような国が（G7拡大に）参加するのか考えなければならない。（かつて）G8だったロシアを再び受け入れる考えはない」と言った。ロシアはG8に属するたが、クリミア半島併合後に除外された。マース外相は「ロシアの場合、クリミア半島併合とウクライナ東部紛争をまず解決しなければならない。休戦を要求し続けているが、平和が定着する兆候が見られない」と説明した。
英国とカナダも今年6月、G7拡大とロシアの参加に反対するという見解を明らかにした。また、ロシアもG7拡大構想に「中国の参加がなければ意味がない」と意見を述べた。G7に新たな会員国が参加するには、既存の会員国が同意しなければならない。トランプ大統領がG7拡大構想を提案したのは、ロシアをG7に加入させて中国を孤立させようとする意図があるとの見方がある。このように、ロシアをめぐる意見の相違があるため、韓国がG7に参加できるかどうかはまだ不確実な状況だ。
マース外相はG7拡大とG20体制について、国際社会で深く話し合うべきだと言った。また、国連安全保障理事会の現在の制裁も現実を反映しているかどうか考えるべきだと強調した。国連安保理は拒否権を持つ米国・英国・フランス・中国・ロシアという5つの常任理事国と、2年ごとに交代となる10の非常任理事国からなる。ドイツと日本は国連安保理常任理事国入りを望んでいる。
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August 11, 2020 at 05:56AM
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独外相、康京和外相に会い「G7韓国参加は大いに歓迎、ロシアは駄目」 - 朝鮮日報
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