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Saturday, June 20, 2020

「奴隷解放記念日」デモ参加者が銅像が引き倒す 米ワシントン - NHK NEWS WEB

アメリカでは19日、最後まで奴隷制度が続いていた南部テキサス州で、155年前に奴隷の黒人に制度が終わったことが告げられた日にちなんだ「奴隷解放記念日」を迎えました。

ことしは、黒人のジョージ・フロイドさんが、警察官に押さえつけられて死亡した事件をきっかけにした人種差別への抗議が続くなか、ニューヨークなど各地で、集会やデモ行進が行われました。

このうち首都ワシントンでは、南北戦争当時、奴隷制の存続を主張していた、いわゆる「南部連合」のアルバート・パイク将軍の銅像をデモ参加者が引き倒し、火をつけました。

銅像は、ワシントンの警察本部のそばにあり、屋外にある南部連合の将軍の像としては、首都で唯一のものだということで、デモ参加者らは倒した銅像をたたいたり、火をつけたりして歓声をあげました。

これに対して、トランプ大統領はツイッターで「ワシントンの警察は、銅像が引き倒され燃やされるのを見ているだけで何も仕事をしていない。こうした人たちは、すぐに逮捕されるべきだ。わが国にとって不名誉なことだ」とコメントし、静観していた警察の対応を批判しました。

この日は、南部ノースカロライナ州の州都ローリーでも、南部連合の兵士の銅像2つが引き倒されたほか、西部カリフォルニア州のサンフランシスコでも、銅像が引き倒されるなど、奴隷制度を支持した人物の銅像や記念碑を取り除く動きが相次ぎました。

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June 20, 2020 at 05:06PM
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