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Saturday, June 13, 2020

<SSP杯>「輝け、私たちの分まで」 参加見送りの3年生、会場で応援 - 佐賀新聞

 佐賀県高校総体などの代替大会「SSP杯県高校スポーツ大会」。部活動に打ち込んできた3年生にとっては、集大成の場になったが、一方で進学や就職に目標を切り替え、参加を見送った生徒もいる。「自分たちの分まで輝いて」―。応援に駆けつけた3年生たちは、晴れ舞台に立てなかった悔しさを晴らすように、声援に熱をこめた。

 大会初日の13日、大粒の雨が降りしきるなか始まった弓道女子団体。致遠館高3年の中野楓さんと山田杏菜さんは、はかま姿で弓を引き絞る同級生の姿を、弓道場の脇から見守った。

 3年生7人のうち、中野さんら4人が参加しなかった。弓道は無観客での開催だったが、部員として籍を置いていたため、2人は応援に来ることができた。

 「部活を続けたかったけど、目指す進路に向けて勉強にも力を入れなきゃいけない」。SSP杯が決まって心が揺れ動いた中野さん。5月末に開かれた納射会を区切りにした。長引いた休校の影響で授業が遅れ、補習も始まったため、山田さんは「両立は体力的にも厳しい」と部活を続ける仲間の支援に回った。

 2人に朝練を手伝ってもらい、大会に臨んだ島崎菜々音主将は「3年生全員で出場できないのは寂しい気持ちもある。でも、話し合って決めたことだから応援してくれるだけで心強い」と感謝した。

 サッカー男子1回戦の会場の一つとなった佐賀北高のグラウンドには、赤やオレンジのメガホンを手に、ひときわ大きな声援を送る私服姿の応援団がいた。大学受験などを控え、白石高の男子サッカー部を引退した3年生たちだ。

 永尾修基さんもその一人。「2年生の時のミスを取り返したいと思っていたので、県高校総体の中止はショックだった」と明かす。この日チームは惜しくも敗れたが、「最後のあいさつで抱き合った時、思わず…」。3年間苦楽をともにした仲間の頑張りに、涙をこらえきれなかった。

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