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Tuesday, May 19, 2020

〈7〉オンライン句会に参加/小林エリカさん - asahi.com

家にいる時間が長いからこそ、今しかできないことを楽しみたい。

美容やインテリア、カフェタイム、休日の過ごし方などで、新たに取り入れた習慣や、改めて大切だと気がついたモノ・コトが誰にでもあるのでは?
連載「おうち時間を描く」では、インドアのプロ(!?)でもあるイラストレーターやアーティストたちが、自身の“おうち時間”をイラストとともにご紹介します。

言葉や俳句は、エキサイティングに遊べるもの

オンライン句会「東京マッハ」に参加したら、最高に面白かった。
東京マッハ」は、ゲームクリエーターの米光一成さん、小説家・俳人の長嶋有さん、俳人の堀本裕樹さん、文筆家の千野帽子さん、この4人が長きにわたり開催している句会だ。

俳句ド素人の私も、以前ゲストでおじゃまさせていただいたことがあるのだが、そのオンライン版が5月3日の21時から開催されたのだ。今回のタイトルは「晩春の地上の君の部屋で会おう」で、ゲストは、作家の海猫沢めろんさん(zoomだったので美少女キャラになっていた!)だった。

参加したといっても、作句をするわけではなく、ただ好きな句に投票したり、ツイッターや動画のコメント欄に書き込みをしたりしながら、句会メンバーが句についてあれこれ想像を巡らせたり発言したりするのを聞くのだが、それがめっぽう面白い。笑い転げながら、言葉というのは、俳句というのは、こんなにもエキサイティングに遊べるものなのかと開眼させられる。

私はここぞとばかりに部屋に寝転がり、酒をがぶ飲みしながらそれを堪能させていただいた。それにしても、家でこんな風にして句会を楽しむことができる日が来ようとは。

    ◇

小林エリカ(こばやし・えりか)
作家、漫画家。 近年は放射能の科学史をテーマに、マリ・キュリーら女性科学者たちの人生の軌跡を取材しながら執筆を続ける。著書に『トリニティ、トリニティ、トリニティ』、第27回三島賞と第151回芥川賞候補となった『マダム・キュリーと朝食を』(共に集英社)、コミックでは『光の子ども』シリーズ、アンネ・フランクと実父の日記をモチーフにした『親愛なるキティーたちへ』(共にリトルモア)などがある。主な展覧会に、個展「最後の挨拶 His Last Bow」(2019年、Yamamoto Keiko Rochaix・ロンドン)、個展「野鳥の森 1F」(19年、Yutaka Kikutake Gallery・東京)、グループ展「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」(19年、国立新美術館・東京)など。
WEB:https://erikakobayashi.com/
instagram:@flowertv
twitter :@flowertv

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