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ハンガー製作２０２０本達成を喜ぶ村民ら＝天龍中で |
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今夏の東京五輪・パラリンピックまでに、天龍村産の木材で作ったハンガーを国内外のアスリートに届ける「ハンガープロジェクト」が進む同村で二十二日、ハンガーの製作会があり、完成した本数が目標の二千二十本に達した。これまでに届けたハンガーは千六百十五本。残りは贈り先を探しており、プロジェクトに参加する村民や中学生らは、より多くのアスリートに使ってもらい、天龍村を知ってほしいと願っている。
プロジェクトは二〇一七年、東京五輪の選手村ビレッジプラザに村産ヒノキが使われることが決まったのを機に、「村を盛り上げたい」と天龍中学校の生徒らが発案。村民も月二回ほどの製作会に参加するなど協力し、村全体のプロジェクトに発展した。
この日、中学校の技術室で開かれた製作会には、中学生や村民ら約四十人が参加。ハンガーを磨いたり、シリアルナンバーを刻印したりして新たに二十本を完成させ、目標本数を達成した。
製作会に十回ほど参加したという金田隆さん（６９）は「夢や希望を持つという気持ちをずっと忘れていたが、子どもたちが思い出させてくれた」。プロジェクトを発案したメンバーの一人で高校一年の橋本虎汰郎さん（１６）は「中学二年のときに考えた夢が実現してうれしい」と感慨深げに話した。
ハンガーはこれまで、多くの五輪選手を輩出した至学館大（愛知県）女子レスリング部を皮切りに、車いすバスケットボールの日本代表チームや、柔道女子カナダ代表で塩尻市出身の出口クリスタ選手ら三十四の団体、選手に贈っている。
三月以降も、昨年の世界選手権に出場した体操女子の松村朱里選手が所属する大町市のジム・ネット教室などに贈ることが決まっている。残り約四百本の贈り先の情報提供は、天龍中学校＝０２６０（３２）２１４０＝へ。
（寺岡葵）
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February 23, 2020 at 03:09AM
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天龍村産木材のハンガー２０２０本完成 村民ら、アスリートに贈る - 中日新聞
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