立憲民主党の枝野代表は2日、国会内で開かれた党執行役員会で、公示前の110議席を下回る96議席にとどまった衆院選の敗北の責任を取り、辞任する意向を表明した。枝野氏は首相指名選挙を行うために10日に召集される予定の特別国会閉会日に辞任する考えで、党員らも参加する代表選が年内にも実施される見通しだ。
枝野氏は衆院選の結果について、「私の力不足で心からおわびを申し上げる」と陳謝。「政権の選択肢として次のステップを踏み出すことが責任だ。新代表の下、来年の参院選や次の政権選択選挙に向かわなければならないと決断した」と語った。
党代表選挙規則では、代表辞任後60日以内に代表選を実施することになっており、この日の執行役員会では、党所属議員らのほか党員、協力党員(サポーターズ)が投票する選挙を実施することを確認した。代表選に立候補するには国会議員20人以上の推薦人が必要だ。前回の代表選で枝野氏と争った泉政調会長を推す声が出ているほか、馬淵澄夫・元国土交通相や小川淳也・元総務政務官らが出馬に意欲を示している。
枝野氏は2017年の衆院選直前、民進党の分裂を受け、立憲民主党を創設した。昨年9月に旧国民民主党などと合流し、新たに現在の立憲民主党を結党。初代代表に就任した。
立民は先の衆院選で、共産党、国民民主党、れいわ新選組、社民党の野党5党の枠組みで選挙協力を実施。全体の7割以上の213選挙区で候補者を一本化した。特に共産党とは政権交代を実現した場合、「限定的な閣外協力」をすることで合意するなど、関係が深まっていた。
だが、一本化した選挙区でも与党候補に競り負ける候補が相次ぎ、比例選の得票も伸びず、惨敗ともいえる選挙結果となった。党内からは枝野氏の責任を問う声が上がっていた。
からの記事と詳細 ( 立民、年内にも党員参加の代表選…枝野氏「私の力不足で心からおわび申し上げる」 - 読売新聞オンライン )
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