【瀋陽＝川瀬大介】中国で４年に１度開かれる最大のスポーツイベント「全国運動会」が１５日、陝西省西安で開幕した。厳格な新型コロナウイルス対策をとった上で観客を入れて開催しており、来年２月の北京冬季五輪に向けた判断材料の一つになりそうだ。
運動会は２７日までの期間中に選手約１万２０００人を含む４万人以上の関係者が参加する。
陝西省の衛生当局などによると、観客や関係者には、原則として１４日前までのワクチン接種完了に加え、７２時間以内のＰＣＲ検査結果の提示を求める。観客は上限８割に制限する。
選手やメディア関係者には外部との接触を遮断する「バブル方式」が採用されている。
中国の習近平（シージンピン）政権は、新型コロナの封じ込めをアピールするため、観客ありでの冬季五輪開催を目指している。
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