
中国・国際博覧会で外交トップ「周辺国と協力」訴え 北朝鮮も参加
中国で日本や北朝鮮なども参加する貿易促進のための国際博覧会が開かれ、外交トップの楊潔チ氏が「周辺国との外交協力の方針を堅持する」と訴えました。
吉林省長春で23日に開幕した「北東アジア博覧会」には日本、韓国、北朝鮮などおよそ40の国と地域が参加しました。開幕式では中国の外交トップ、楊潔チ政治局員が演説し、アメリカを念頭に「保護主義が台頭し、世界の経済・貿易の協力は試練に直面している」と指摘。「周辺国との外交協力の方針を堅持する」と訴えました。
また、北朝鮮は、前回、対外経済相が出席しましたが、今年は新型コロナの影響からか祝辞を送るに留め、会場には瀋陽に駐在する総領事が姿を見せました。
記者
「こちらは北朝鮮のものが展示されている場所です。今は中国に駐在する北朝鮮の総領事が視察に訪れています」
Q.中朝貿易はいつ再開しますか?
北朝鮮 瀋陽総領事
「・・・」
Q.北朝鮮のコロナの状況はどうですか?
北朝鮮 瀋陽総領事
「・・・」
中国としては北朝鮮などの周辺国との連携をアピールし、アメリカなどによる、いわゆる“中国包囲網”をけん制する狙いがあるとみられます。
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