仙台市教委は24日、来年1月9日に開く成人式を2部制とし、在住や出身の区ごとに新成人を入れ替えると正式に発表した。2部制導入は初めて。会場は昨年まで使用した市体育館(太白区)に戻す。全国で新型コロナウイルス感染者が急増した場合に関し、担当者は「参加の自粛はできるだけ要請しない」と語った。
市教委によると、第1部は正午~午後0時半に青葉区と泉区、第2部は午後3時~3時半に宮城野区、若林区、太白区の在住者や出身者を対象に開催する。
対象はあくまで「目安」で指定はしない。振り袖の着付けなどで時間に間に合わない場合は、他区の式典に参加することもできる。
市内に住民登録する新成人は約1万1000人。会場の市体育館は1万人収容できる。例年、約7000人が来場するため、2部制を取り入れ、参加人数を1回当たり約3500人に抑える。市外に住民票がある新成人も出席可能という。
市体育館の敷地内と隣接する富沢公園には入退場のルートを作り、待ち合わせや写真撮影をする新成人の滞留が起きないよう誘導する。11月下旬に送付する案内状に会場周辺図を同封し、協力を呼び掛ける。
今年の成人式は、屋根付き屋外のユアテックスタジアム仙台(泉区)で開催した。首都圏を中心に感染者が急増し、県外在住者に参加の自粛をメールで要請したため、波紋を広げた。
来年も県内に緊急事態宣言が出た場合は中止を検討するが、担当者は「徹底した感染対策の下、屋内イベントを開催してきた積み上げがある。参加の自粛を求めなくてもいいような対応を考えたい」と説明した。
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