「アートウィーク東京」が11月4日(木)にスタートする。4日間の会期中には、都内50ヵ所の現代アートにまつわるスポットをつなぐ4つのルートを走る「アートバス」が登場するほか、森美術館 館長の片岡真美などをスピーカーに招いたオンライントークの配信も。
2022年に本格ローンチする「アートウィーク東京」。世界最大級の近現代アートフェアとして知られる「アートバーゼル(Art Basel)」のサポートを受け、今年はプレイベントとして開催される。
「アートウィーク東京」に参加する美術館は、東京国立近代美術館やアーティゾン美術館、ワタリウム美術館を含む6館。さらに、タカイシイギャラリーやスカイザバスハウス、ギャラリー小柳、小山登美夫ギャラリーなど国際的に活躍するギャラリーから新世代のアーティスト・ラン・スペースまで、44軒のギャラリーを加えた、計50のアートスポットが会場となる。会期中は、これらを4つのルートで繋ぎ、それぞれを「アートバス」が巡回。パス(有料)があれば、バスは乗り降り自由、美術館の割引も受けられる。
今年のソウル・メディアシティ・ビエンナーレでアーティスティック・ディレクターを務めたユン・マ企画による「アートバス」のテーマは「都市をめぐる声」。乗客は、現在の即興演奏や電子テクノロジーを用いた表現に多大な影響を与えた「グループ・音楽」や変化する事象にフォーカスしたインスタレーションを手がける毛利悠子など、ルートごとに異なる4組のアーティストが創造する"声"を体験することができる。
日本の現代アートの美術史的文脈やその楽しみ方をテーマにしたオンライントークシリーズは、10月から配信予定。森美術館 館長の片岡真美など7名がスピーカーとして登場予定だ。
「アートウィーク東京」の共同設立者でディレクターの蜷川敦子は「インフラを整え、東京のアートシーン形成に携わる主要なアートスポットへのアクセスを簡易化することで、すべての方をアートのプロフェッショナルと繋ぎ、日本の現代アートのコミュニティの創造を促すことができればと考えています」とコメントし、「グローバル・ブランドであるアート・バーゼルの協力によって、国際社会と日本の関係をより強固にしたい」とこの先の展開を見据える。
アート初心者からコレクターやプロフェッショナルまで、あらゆる人を楽しませる仕掛けが満載の「アートウィーク東京」で、東京に息づくアートの今を体感しよう。
アートウィーク東京
会期:2021年11月4日(木)〜 11月7日(日)
会場:美術館6館・ギャラリー44軒
時間:10:00〜18:00(東京オペラシティ アートギャラリーとワタリウム美術館は11:00〜)
料金:AWT パス¥1,000(1日有効) AWT ペアパス¥1,800(1日有効、2名分) AWT エクストラパス¥2,800(1日有効、数量限定オリジナルトートバッグ付) AWT 4-Dayパス¥2,000(4日有効)※パスには、アートバス周遊、美術館割引が含まれます。
問い合わせ先/info@artweektokyo.com
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