- 無理なく参加できて誰もが楽しめる! 自己肯定感を育む運動会
運動会は、子どもたちの心の成長が見られやすい、実りある行事のひとつです。運動会の練習が始まると、からだをうまく動かせない子や、参加したがらない子の様子が気になることもあるかもしれません。今号の特集では、そういった「苦手の背景」を解説するとともに、日々のあそびや競技の工夫で、誰もが楽しめる運動会にするためのアイデアをまとめました。
■日々のあそびの中で苦手を減らす「感覚あそび」
「まっすぐ走れない」「模倣が苦手でダンスができない」といった苦手の背景には、平行感覚や自分のからだを扱うためのボディイメージなど、感覚の育ちに偏りや未熟さがあることが原因となっている場合があります。感覚の育ちを促し、「できる!」を増やしていくために、日々の保育に取り入れられる感覚あそびを作業療法士の木村順先生がご紹介します。あそびを通じて「できた!」という体験を積み重ねながら、自己肯定感を育て、運動会につなげます。
■少しの工夫でみんなが無理なく参加できるプログラム
種目やルールを工夫することで、支援が必要な子も無理なく参加できる運動会に。競技への関わり方を変えたり、特別仕様の小道具を作る、待機時間を工夫するなど、すぐに試せる具体例や気を付けるポイントを、実例とともに取り上げます。
- 「遠足はこうするもの」という固定概念にとらわれない!安心して参加できる遠足お楽しみ術
初めての場所へバスなどで出かける遠足もまた、秋の定番の行事です。いつもの園生活と異なる行事は見通しを立てるのが難しく、苦手に感じる子も。
そういった特性のある子が安心して参加できるような対応のポイントを、岡山大学大学院の佐藤曉教授に伺いました。一日の流れが一目でわかるスケジュールボードや、移動中も落ち着いて過ごせるレクリエーションなど、今号で紹介しているツールは素材集としてまとめて本誌に掲載、コピーしてすぐにお使いいただけます。
- 行事の多い季節だからこそ知っておきたい「聴覚過敏」
周囲の人たちにとっては気にならない音に対して、ツライと感じる聴覚過敏。目に見えないゆえに、わかりにくい困りごとのひとつです。特に、大音量のBGMやピストルの音、特定の楽器の音や大きな声などをツライと感じる傾向があるため、行事ごとの多い季節は特に配慮が必要です。
<聴覚過敏のある子が感じている音の一例>
上の例では、耳に入ってくる音の取捨選択が難しいために必要な音が聞き取れないといった困りごとが挙げられています。普段の園生活や行事において、音に敏感な子がどうしたら心地よく過ごせるか、環境づくりのポイントについて考えます。
<目次>
・楽しいが聞こえる! 自己肯定感を育む運動会に
・安心して参加できる「遠足お楽しみ術」
・苦手さへの手だてから「ひろがる製作」
・インクルーシブ保育現場レポート「誰もが主体的に参加できる発表会を」
・行事の多い季節だからこそ知りたい「ぼくたち音がツライんだ」
・インタビュー「自分色にかがやく今 ドローンパイロット髙梨智樹さん」
・聞かせてください保護者のホンネ
・俳優/西尾まりさんインタビュー
・納得して就学準備に向き合うために「チーム園」で保護者をサポート
・加配保育者のいる園に行ってみた!
・子どもからまなぼ! 勉強会「チック症」 他
<刊行情報>
『PriPriパレット 秋号』
■発行:世界文化ワンダークリエイト
■発行・発売:世界文化社
■発売日:2021年7月28日(水)
■価格:1,980円(税込)
■公式HP:https://mywonder.jp/pripri_palette/
<活動の⽬的や流れが、ひと⽬でわかる!秋の⾏事に特化した絵カード>
『PriPri発達⽀援 絵カード 春の⾏事』
■発⾏:世界⽂化ワンダークリエイト
■発⾏・発売:世界⽂化社
■発売⽇:2021年8⽉7⽇(⼟)
■価格:2,200円(税込)
https://www.amazon.co.jp/dp/4418217134
からの記事と詳細 ( 【運動会・遠足】発達に課題のある子が無理なく行事に参加するためのサポート、教えます!『PriPriパレット 秋号』 - PR TIMES )
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