オリンピックでの日本選手の活躍もあり、注目を集めるサーフィン。競技に参加するプロともなると、日本のみならず世界各地で開催される大会を巡る日々を送っている。
そんな彼らにとって、クルマは必要不可欠な存在だ。日常的に、見知らぬ土地の移動を行うプロサーファーたちが、単なる移動手段ではなく、“良き相棒”と感じるのは、いったいどんなクルマなのだろう。
そこで、クルマ選びにプロサーファーならではのこだわりを持つ川合美乃里さん、村田嵐さんのお二人に、内外装のデザインを大幅に刷新し、パフォーマンスも強化され、新しくなったジャガーのSUV「NEW F-PACE R-Dynamic SE D200」を体感してもらった。ロケーションは、彼らが拠点にしている千葉県の上総一ノ宮。「世界最高レベル」とも言われる良質な波が来ると言われ、東京オリンピック2020のサーフィン会場ともなった日本における波乗りの聖地、釣ヶ崎海岸サーフィンビーチのあるエリアだ。
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スポーツカーのスピリットを持ち、自然と共に過ごす時間を慈しむ英国文化が随所に生きるSUVを、二人はお気に入りの風景の中でどう楽しんでくれるのだろう。
一目でジャガーと分かるスタイリング「うわっ、めっちゃカッコいい!」
ジャガー 「F-PACE」をひと目見て、こう声を上げた川合美乃里さん。「うん、いいね」静かにそう応える、村田嵐さん。
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2人は共に国内外のショートボード部門の競技に参加するプロサーファー。古くから親しまれている長さ9フィート(約274cm)以上のロングボードに対し、彼らが使用するのは長さ6フィート(約183cm)前後の先端が尖ったタイプ。ターンがしやすく、ダイナミックな技を楽しめるのが特徴だ。川合さんが13歳、村田さんが14歳でプロテストに合格したという天才肌の二人。父親同士に交流があったことから、サーフィン仲間として子どもの頃から大の仲良し。川合さんが、言葉数の少ない村田さんを優しく気遣う様子は、まるで姉弟のようだ。
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現在、20歳の川合さんは「小さい頃から『プロになりたい』と純粋に思っていました。父親に、『テスト受ける?』と聞かれて、ごく自然に受けていましたね」と話す。19歳の村田さんも気がついたらプロになっていたという。「プロになってサーフィンがさらに面白くなった。それまではプロになるのを目指していたけれど、今目指す先は無限。もっと上手くなりたいと思うようになりました」サーフィンをするのが当たり前の日常の中で育ち、プロとなった今では、より厳しく、とはいえ楽しくトレーニングに励んでいるという。
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そんな二人が、まずクルマに望むものとは?
「荷物がたくさん入ること。板も積むし、荷物も多い。家族や、友人も乗せますからね。そう考えるとやっぱりSUVがいい。それにサーファーって移動距離が半端ないんです。不慣れな土地を移動することも多いので、ナビが使いやすかったり、安全機能や前のクルマを追従する機能などが充実していたりすると嬉しいですね」
機能重視の川合さんに対し、村田さんが重視するものとは。
「僕も、大会から大会への移動はもちろんクルマです。確かに運転が楽なのは嬉しいんですが、僕の場合は、まずは見た目重視。かっこいいことが第一です。『F-PACE』は一目でジャガーだとわかるデザインがすごくいい。デートでも乗りたいですね(笑)。実はジャガーは好きなアーティストが乗っているのを知ってから憧れているんです。乗っているだけで、自分がカッコよくなった気分になれそう」
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すると「私も良いクルマに乗っていると、気分が上がるタイプ」と川合さん。「実はちょっと前に『F-PACE』が走っているのを見かけて、『今のクルマ何?かっこいい!』と思って、ネットでかなり調べました(笑)。そのとき初めて、ジャガーがSUVも作っていると知ってびっくり。しかも、大きすぎずちょうどいい。私って、ちょっと大きめのクルマに小柄な女性が乗っているギャップにキュンとくる。そういうの、好きなんです」
自然を背景にしても、街中を走っていても目を引くデザインは、2人の心をしっかり捉えたようだ。
ブリティッシュトラッドの優雅さが感じられる洗練されたインテリア
期待が大いに膨らんできたところで、実際に試乗をスタート。一ノ宮の中心部を走り、海沿いの道を通って名所である夫婦岩まで走る。早速乗り込むと、まず声を上げたのは助手席に座った川合さん。
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「内装もめちゃくちゃ綺麗。ネットでチェックしたときも、このシートの色が絶対に良いと思っていて、今日の服もこの色に合うようコーディネートしてきたんです。あまり見かけない色味ですよね。好きなものに囲まれて、気分が上がれば試合にもいいムードで入っていける。これで試合に勝てたら、こんないいことないですよね」と川合さん。
お気に入りのシートレザーは少し赤みのあるベージュカラーが美しいシエナタン。内装の基調となるエボニーとの調和が落ち着きを醸し出し、とても上品だ。素材だけでなく、ステッチ使いなど細部にも上質なクラフトマンシップと、ブリティッシュトラッドの優雅さが感じられ、ジャガーならではの洗練がインテリアでも存分に表現されている。
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運転席に着いた村田さんも内装を見回し、大満足の様子だ。「乗ると印象がまた違う。開放感があるのは、サンルーフがすごく大きいからですね。こんなに大きいのは初めてです」。屋根に取り付けられたパノラミックルーフは、紫外線カット仕様のガラスを採用。シェイドを使うことで明るさも調整可能。室温も上がりすぎず快適だ。
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「とにかくいいクルマは乗っていて楽しい。内装もかっこいいとテンションが上がります。しかも、この高級感は嫌みがない。ジャガーというと大人のためのクルマというイメージがあるけれど、スポーティで自分のような世代でもしっくり来るデザインですね」
助手席の川合さんは、シートもしっかりチェック。「ゆったりしていて座り心地がいいですね。移動の時間はなるべくリフレッシュしたいので、座り心地の良いシートは必要不可欠です。それに、この映像は何?360°カメラ!」
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川合さんを驚かせたのは、スクリーンに映し出された車載カメラによる映像だ。クルマの状況を全方向から確認することが可能な3Dサラウンドカメラは、発進、駐車などの際にドライバーの目となってくれる。さらに、運転席からは死角になる箇所も映し出すブラインドスポットアシストを始め、川合さんが必須機能のひとつに挙げたアダプティブクルーズコントロールなど、様々なドライバー支援システムが標準装備されている。「クルマの横幅が結構あるので、少し運転が心配だったけれど、こんな映像があれば安心ですね。これはまさに私のための機能。こういうのが付いていたらいいなと思う機能が全部ある。興奮します!」
ジャガーらしいスポーツ感溢れる走行性能
クルマ好きの村田さんは、免許取得前から欲しいクルマをあれこれ考えていたそうだ。「カッコいいクルマに乗りたい。でも、僕も実際のところは燃費重視。とにかく長距離を走るので。スタイルか燃費か、悩みどころなんです」
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実はそんな悩みにこそ応えるのが「F-PACE」だ。ディーゼルのマイルド・ハイブリッド・テクノロジーを採用しているので燃費の良さも自慢のひとつ。最高出力は150kW/204PSまでに高められている。高性能な走りは、ジャガーのDNAを受け継ぐもの。スポーティながら優雅さを残したデザインはもちろん、美しい走り、高い実用性と効率性を兼ね備えているのが、ジャガーのSUV「F-PACE」なのだ。2016年の発売以来、その評価は高い。「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー2017」など、数々の受賞歴を誇っていることも、その魅力の証だ。
走るのが大好きという村田さんは、バリエーション豊富な走行モードから、ダイナミックモードを選択。「大きめのクルマだと、初速が遅いと感じることが多い。でも、これは走り出しがスムーズで加速もいい感じ。楽しい!やはりスポーツカーの精神を感じます」
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運転を代わった川合さんも、「ほんとだ、すごくスムーズな加速!」と笑顔を見せる。少し狭い道でUターンしようとしたところへ、後続車両が来たときも、警告音が鳴って安全を確保。「私が気づく前に、ピピっと音が鳴りましたね。クルマが接近中だと知らせてくれるなんて、これは安心。タッチパネルも直感的に操作できるから、すぐに馴れるので使いやすいです」。マイナーチェンジでタッチスクリーンが11.4インチに大きく見やすくなったことも、ドライバーには嬉しい限りだ。「これは嬉しい。操作が簡単で楽なのは嬉しいです」
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すると操作スクリーンをチェックしていた助手席の村田さんが、音楽を聴きたいなとオーディオをONに。「音がめっちゃいいですね。MERIDIANですよね。大会前は音楽を聴いて気分を盛り上げる自分には、これはポイントが高い。プレイリストも作っているので、この音質で聴けたら嬉しいですね」。MERIDIANサウンドシステムにも着目するとは、さすが音楽好きだ。
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一方の川合さんは、「私は大会前には音楽を聴かないタイプ」と話す。「自分の世界に入り込みすぎるのを避けるため、人と話してリラックスしたいんです。そんな私には、オーディオを消すと静かな空間になるのも有り難いです」二人が理想とする全く異なる車内空間は、ジャガー初採用となるアクティブ・ロードノイズ・キャンセレーションで実現可能だ。お気に入りの音楽で盛り上がりたい派も、静かに過ごしたい派も、思いのままのドライブ空間が楽しめることだろう。
マリンスポーツに最適なオプションアクセサリーも豊富
川合さんがクルマに興味を持つようになったのは、自分で運転するようになってからだという。「クルマに乗る頻度が高くなるにつれ、大会会場でも、クルマが気になりだして。パーキングスペースでいいなと思うクルマを見つけると、すぐに調べるんです。でも、海に行く、ボードを載せるということを考えると、高級なクルマは難しいかなと思っていました。やはり、ウェットスーツを濡れたまま、板を砂がついたままでも、気にしないで入れられるかどうかを優先してしまって。高級車だと、鍵をどうしたらいいかも考えてしまう。海に出ている間の鍵の保管場所って、みんな悩んでいるんですよね」
サーファーたちを悩ませてきたそんな難題への解決策としてオプションで追加できるウォッチ型のアクティビティキーが用意されている。これには川合さんも「これは感動もの。競技の時にも、安心して海に出られますね」と大絶賛だ。
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ショートボードを2枚入れても余裕のラゲッジスペースには、アクセサリーの ロードスペースラバーマットを敷けば、砂も水も怖くない。取り外し可能なので、掃除や洗浄も楽に行える。
軽量で耐久性に優れるロ―ドスペースラバーマット。簡単に取り外して掃除することが出来るため、マリンスポーツなどのアウトドアにも最適だ写真をすべて見る
手動ポンプで稼働するポータブルシャワーも加えれば、海から上がったサーファーにとって快適なことこの上ないだろう。
マリンスポーツでは大活躍のポータブルシャワー。ウェットスーツやボードを洗うのに便利写真をすべて見る
マリンスポーツ、屋外レジャーを想定した工夫の数々に、余暇や趣味を大切にする英国の本気度を察した二人。きめ細かな提案の数々に川合さんはますます目を輝かせる。「私たちに凄く寄り添ってくれてる!こんなにもサーファーに嬉しい機能が体験できるなんて思いもよらなかったです」。
憧れのブランドから、実はもっと身近な存在となるジャガー F-PACE
1日の試乗を終えて、「このクルマ、めっちゃいいな」と村田さん。川合さんは、「本当に意外でした。この見た目とこの高級感溢れる内装、そして機能からすると、えっ、この値段なの?と言う感じ。価格にもさらに驚きました」
デザインはもちろん、性能と価格を知ったことでますます、手が届かないと思っていたジャガーに対するイメージが、大きく変わったという。実は川合さんは、車体のヘッドランプやサイドウィンカーにちょこんと施されたジャガーのシンボル、「リーピングキャット」にも心が躍ったのだと言う。「可愛いですよね。こういう遊び心が好き。これ見よがしでなく、さりげなく意外な所に付いているから、見つけたときに嬉しいサプライズがある。余裕があるクルマづくりって、こういう所に出るんですね」
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プロサーファーとしてライフスタイルに合ったクルマ選びをしてきた二人が、どうしても超えられないと感じていたハードルさえ、難なく飛び越えてしまった「F-PACE」。憧れのブランドから、もっと身近な存在へ。若い二人にも「F-PACE」という選択肢は、確かに加わったようだ。
撮影協力:SURF GARDEN
からの記事と詳細 ( 自然と共に過ごす英国文化が生きるジャガー『F-PACE』。プロサーファー視点から見えた魅力とは? - レスポンス )
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