ロンドン=遠田寛生
国際オリンピック委員会(IOC)は27日、約200の国・地域の選手らを対象にしたフォーラムをオンラインで開催し、東京オリンピック(五輪)の参加者が新型コロナウイルスに感染するリスクについて、「いかなる政府や保健当局も、感染症について(安心を)保証できたり、したりすることはない。我々全員が負うべきリスクだ」と述べ、自己責任の原則を説明した。
選手や関係者の行動を定めた「プレーブック」には「責任とリスク」という項目で以下の記述がある。
「あらゆる配慮にもかかわらず、リスクや影響が完全に排除されるとは限らないため、大会へ自己責任で参加することに同意するものとします」
参加者はこの同意書に署名のうえ、提出することが義務づけられている。
フォーラムでは、米国の関係者が同意への疑問を投げかける場面があった。IOCのラナ・ハダッド最高執行責任者(COO)は、感染症リスクに対する同意書提出は一般的で、過去の五輪でもあったと説明。ほかの大規模大会でも実施されているとして「全員が同じ規定に従う」と回答した。
フェンシング選手だったIOCのトーマス・バッハ会長も、現役時代に参加した五輪で署名したことを明かし、理解を求めていた。(ロンドン=遠田寛生)
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