- カリキュラムは大きく4つで構成され、フィリピンのレニー・ロブレド副大統領に講演いただきました。
①リーダーシップ研修
②世界の要人の講演やパネルディスカッションを行うシンポジウム
③インド・ミゾラム州の課題分析と解決策立案
④事業モデルピッチ
最終日に行われる事業モデルピッチはトーナメント戦となっており、小松原薫乃(こまつばらゆきの)さんが入ったチームが見事優勝いたしました。小松原さんは昨年高校を卒業したばかりで、今後はオーストラリアの大学への進学を予定しています。
小松原さんのインタビューを通じ、APYE Indiaのプログラムを振り返りました。
―今回のAPYEに参加した目的は何ですか?
「プログラムの内容を聞いた時に面白そうだと思ったからです。自分自身も今年からオーストラリアのクイーンズランド大学に入学するために準備をしています。その中で特に海外の方たちの交流や一緒にビジネスを創るというところに興味を持ちました。また高校時代に学校で社会課題やSDGsについて学んでいたこともあり、もっと深く理解したいと思ったこともありました。」
―APYEに参加してみた感想は?
「様々な文化の方、外国の方と同じテーマについて悩んでディスカッションしながら、一つのビジネス案ができるという経験がとてもよかったです。元々、日本は少し教育的に劣っているのではないかという先入観がありましたが、みんなで一緒に悩むことで同じようなレベルだと言うことを感じられ、自分も海外の人に交じっても渡り合えると思いました。
また他国の参加者は自分の国についてしっかりと話をする事が出来ていました。自分たちの地域の学生が何割ぐらい大学に行っているという話や、歴史的にいつの時期に自国でどういう出来事があったかなどを当たり前のように話すことが出来ていたのが印象的です。
それに対して、「自分は日本の事についてまだあまり知らないな」ということに気づきました。おかげで、日本についてもっと勉強しようという気持ちになれました。
また海外の参加者はグループワークの中で自分の意見を積極的に伝えていました。そこは日本人と大きく違う点だと思いました。私もこれから海外で活躍していくために積極性が重要だと感じています。」
―今後の展望は?
「将来的に起業したいと考えていますが、その目的が今までは所得を多く得たい、いい仕事に就きたいというものでした。しかし、今回APYEに参加して社会課題を深く知り、考える機会を得たことで、自分たちがいる地球の中で実際に存在している課題がある以上、それを無視して、自分だけがいい生活をすることに疑問を感じました。
今回のAPYEでインドのミゾラム州のある地域をテーマにしましたが、その地域ではゴミ山の問題があること、農作物の販路がなく廃棄する食材が大量にあることなど、様々な社会課題があることがわかりました。これまで社会課題があることはSDGsを学ぶ中で何となく理解していましたが、実際の写真や話を聞く事で、それがリアルに感じられました。そして世界には一部の人が取り組むのではなく、世界中が協力し合って取り組まないといけない問題があることを知りました
今回、一度ビジネスモデルを創る体験をしたことで、どのように起業を進めていけばよいかをイメージ出来ました。何となくまだ遠いものと考えていたことが、その手順を理解したことで具体的に進めていくことができると思います。」
―現在、APYE JAPAN事務局では、海外ビジネスや起業に興味がある学生や社会人を対象にGlobal Leader Organization(GLO)というコミュニティを運営しています。その中心メンバーとして活動する中でその魅力を教えてください。
「GLOでは何となくやりたいと思っている方々に対して、それがどうすれば実現するのかをサポートしてくれる場があります。社会のためにこんなことをしたいという、素敵な想いを持っている方はたくさんいると思います。ただ学生だけでやっていると、それをどう実現していけばいいかがわかりません。そのサポートをしてくれるのがGLOというコミュニティです。何か実現したい素敵な想いがある方は一緒にそれを実現させていきましょう。」
*Global Leader Organization については、こちら(https://www.gl-org.com/)
今回の優勝チームは実際にインドのミゾラム州で自分たちが創った事業を、現地の政府や関係者と連携して進めていく形になります。
これから益々グローバルに活躍する小松原さんのように、今後開催されるAPYEに参加したい、また将来的に海外で何かしたいという方は是非、APYE JAPAN事務局までご連絡ください。
からの記事と詳細 ( 26ヶ国から170名が参加した国連共催のSDGsビジネスモデルコンテスト(APYE India2021)で小松原薫乃さんが優勝! - PR TIMES )
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