2020年10月31日07時34分
【台北時事】台湾陸軍は30日、台北近郊・桃園の基地で合同結婚式を開催し、女性同士のカップル2組を含む188組が参加した。台湾では昨年5月に同性婚を認める法律が施行されたが、同性カップルが軍の合同結婚式に出席するのは初めて。
台湾軍は昨年、徴兵制から実質的な志願兵制に移行した。軍の多様性を示すことで、性的指向などと関係なく、優秀な人材を幅広く集める方針をアピールした格好だ。楊安陸軍中将は、「われわれは同性婚を含むすべてのカップルを祝福する。わが軍は開明的、進歩的であり、時代とともに進化している」と強調した。
民間企業に勤務する同性パートナー(26)と参加した陳瑩宣中尉(27)は、報道陣の取材に「愛の前では異性愛者も同性愛者も同じだ。部隊の中の同性愛者も勇気を持って出てきてほしい」と呼び掛けた。
台湾では晩婚化や非婚化を背景に、少子化が社会問題になっている。国防部(国防省)は若者らの結婚を促進する政府の方針に歩調を合わせ、2013年に合同結婚式を初開催。14年からは陸、海、空軍が年に1回、個別に行ってきた。この日は海軍と空軍もそれぞれの基地で合同結婚式を催した。
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October 31, 2020 at 05:34AM
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同性カップル初参加 台湾陸軍が合同結婚式 - 時事通信ニュース
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