学生がボランティア活動に取り組むきっかけをつくろうと、弘前大学地域創生本部ボランティアセンターは7月から、ボランティアポイント制度をスタートさせた。活動1時間につき1ポイントを付与し、在学中の活動実績に応じて就職活動で活用できる証明書を発行する。28日、人文社会科学部教授の李永俊センター長が同大で会見を開き、説明した。 弘大によると、全国の国立大学で初の取り組み。7月1日以降の活動が対象で、8月3日からポイントカードを配布する。在学中に一定のポイントをためた学生は表彰し、記念品を贈る。 活動実績証明書は、就職活動の面接などの際、学生が大学から認定されたボランティアの活動量とともに、より具体的に自己アピールができるようにする狙いがある。 同センターによると、在学中に何らかのボランティア活動に参加する学生は全体の1割ほど。活動に関心を持つ学生は多いものの、友人の誘いなどがなければ、実際の行動に至らないのが現状という。李センター長は「ボランティアは自発的な活動だが、ポイント制度で、勇気が出なくて参加できずにいる学生の背中を押したい」と強調する。 制度は4月からスタートする予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で遅れての開始となった。学生は現在、オンラインで小中学生の学習支援ボランティアなどに取り組んでいる。 李センター長は新型コロナによる学生の孤立化に触れながら、「学生にはボランティア活動を通じて地域課題を深く理解するとともに、地域とのつながりを実感してもらいたい」と話した。
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July 29, 2020 at 11:11AM
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学生のボランティア参加後押し 弘大がポイント制度／実績に応じ就活用証明書（Web東奥） - Yahoo!ニュース
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