企業が実施するインターンシップが実質的な就活のスタートと言われて久しい昨今、「参加しないと不利?内定がもらえない?」と不安を感じている人もいるのでは?一方「とりあえずみんな参加しているから自分も……」と曖昧な理由で参加を考えている人もいるかもしれませんね。そこで今回はインターンシップのメリットとデメリットをはじめ、参加する人・しない人が知っておきたいことをまとめてみました。
この記事のポイント
- ①インターンシップとは、おもに「大学生が企業で就業体験をすること」。多くの学生が応募・参加しているが、絶対に参加しないといけない、という訳ではない
- ②サマーインターンに実際に参加した先輩から学ぶメリット。時期や業界の傾向を理解して、“ただ参加する”でなく“何かを得る”ために
- ③インターンに参加しないとデメリットはあるが、インターンに参加するより有意義な時間の使い方もある。あなたのやりたいことを、自分の意思で選択しよう
インターンシップには参加すべき? そのメリットとは就活でインターンシップに参加する?しない?その前に
まず、インターンシップを正しく知ることから始めてみましょう。インターンシップとは、おもに就職を控えた大学生が企業で就業体験をすること。インターンシップの種類は、「参加する期間」により大きく2つに分かれます。
短期インターン
最短1日から1週間程度、夏休み期間中に開催される「サマーインターン」なども短期インターンに含まれます。
長期インターン
おもに1ヶ月以上のもの。半年から1年におよぶものもあります。日本では一般的に大学3年生の夏から冬に実施される短期インターンが主流で、多くの学生がこの期間に参加しています。
すでに就活のスタートとして広く認知されるようになり、2021年卒の学生を対象に行われた調査では、85.3%の高い割合で何かしらのインターンシップに応募・参加しているという結果が出ています。
インターンシップには参加すべき? そのメリットとはインターンシップに参加する“理由”を考えてみよう
「インターンシップは絶対に参加しないといけないの?」。約9割の学生がインターンシップに応募・参加しているのは事実ですが、インターン参加が内定への必須条件ではありません。
インターンシップを「内定率が上がるお得な制度」と過度な期待をしないよう気をつけましょう。
また、もしあなたが信念を持ち真剣に取り組んでいる研究活動や部活動、アルバイトなどがあれば、インターンに参加せずそのままその活動を継続したいという気持ちがあるでしょう。「みんながインターンをやるから」という曖昧な理由で取り組んでいることを途中で放棄する必要はないのです。
インターンシップには参加すべき? そのメリットとはインターンシップに参加することのメリット
それでは、インターンシップに参加すると具体的にどんなメリットがあるのでしょうか? サマーインターンに参加した2019年卒の先輩の声を見てみましょう。
主な意見としては、3年生の夏の時点で就業体験に参加できたため、「業界研究に役立った」や「参加した企業への理解が深まった」など、就活準備が早めにできたことをメリットと感じているという声が多く聞かれました。
サマーインターンは時期的にも精神的にもゆとりがあるからこそ、「そこまで興味はないけれど」という業界や企業への参加も気軽にしやすいようです。これにより「新たな発見があった」など、サマーインターンならではの収穫が得られるのかもしれません。
また、サマーインターンの時期、例年大学は長期休暇に入っているため、学生はまとまったスケジュールを確保しやすく、さまざまな企業の中から自由にインターン先を選択できる点も魅力といえるでしょう。
インターンシップには参加すべき? そのメリットとはインターンシップに参加しない有意義な時間の使い方
採用において、求める人物像として「自分の頭で考え、自ら行動できる人」という条件を掲げている企業は少なくありません。社会人に求められるこの能力は、学生時代からぜひ鍛えておきたいものです。インターンシップに参加するか、しないかという選択肢についても、しっかりと自分の頭で考えてみましょう。
自分の夢や目標を見据え、有意義に時間を使えば、インターンシップに参加するよりももっと自分自身を成長させることができるかもしれません。たとえば以下のようなさまざまな活動があげられます。
- 学業(研究など)
- 部活動(大会出場等を目指す)
- ボランティア
- アルバイト
- 海外インターン
- 海外留学
インターンシップをしない代わりに得られるのは、「オリジナルの経験」という武器。自ら大多数の意見とは違う道を選び、その後の就活を戦い抜くという行動は決して楽な道ではないかもしれません。しかし、自分の意思で何かと向き合うというのはかけがえのない経験として、あなたが今後生きていくうえでの糧になることでしょう。
あとは就活でその点をしっかりアピールできれば、「インターンをしなかった」ことがマイナス評価に繋がるようなことはないはずです。
新型コロナウイルスの世界的流行に伴い、おもに海外での活動は制限が設けられている場合があります。しかしオンラインでの海外インターンや留学もあり、渡航制限も刻々と状況を変化させています。興味があるものに関しては、あきらめる前に調べてみるのもいいかもしれません。
インターンシップには参加すべき? そのメリットとはインターンシップに参加するなら「夏と冬」、「ベンチャーと大手企業」などの違いを体感すべし
サマーインターンは学生側に時間的ゆとりがあることを考慮して、じっくり就業体験ができるものが多く、逆に秋から冬に実施されるものは短期で行われるものが多い傾向があります。
また、採用広報が解禁となる3月が目前になると、インターンの内容も就業体験的なものより業界研究や企業研究に役立つものが多くなってきます。一般的にベンチャー企業のインターンは、実際の業務に近い実践的なワークを中心として行われ、大手は座学が中心という傾向もあります。
「インターンシップに参加した」という満足感を得るためではなく、自分自身の就活の進み具合を反映しながら「いま自分は(インターンで)何を得るべきか」という目的意識を軸にして選ぶことが重要です。できれば時期も企業も複数経験し、その違いを体感することをオススメします。
インターンシップには参加すべき? そのメリットとは参加しない人は2つの「デメリット」を知っておこう
インターンシップに参加することで得られる経験やスキルが、参加しない学生にとって「ちょっとした不得意分野」になってしまうことが2つあります。これらを理解したうえで、それでもインターンシップに参加しないことを選ぶ人は事前に対策をしておくと良いでしょう。
社会人と接する機会が少なくなる
当然のことながら、インターンシップに参加する人に比べて社会人と接する時間が少なくなります。具体的には、OB・OG訪問を積極的に行うなど、社会人と交流する場を持つのがオススメです。
情報に疎くなる
「就活は情報戦」と言われます。実際インターンシップに参加すれば多くの学生と知り合い、情報交換が活発に行える環境を手に入れることができます。その点をカバーすべく、独自に就活情報を仕入れる努力は必要でしょう。
たとえば大学のキャリアセンターに頻繁に通って最新情報を常にチェックしておくこと、所属団体や外部との繋がりも情報源として確保し、常にアンテナを張って生活することが重要です。
【まとめ】インターンシップに参加するメリットを知った上で、決めるのはあなた次第
インターンシップに参加するのもしないのも、決めるのは自分自身。
自分の頭で考え、行動することは、大きな自信になるはずです。悩み、迷い、それでも強い意思で決断したことは、あなたを輝かせてくれることでしょう。
出典:2021年卒 マイナビ大学生 広報活動開始前の活動調査
出典:リクナビ 就活準備ガイド 「サマーインターンシップとは?メリット、参加までの流れを紹介
この記事を書いたライター
大学卒業後、ショーモデルを目指しながら10年間にわたりファッション業界で活動。 現在は3人の子どもの母。子育てに日々奮闘しながら2015年からライターとして活動をはじめる。自身の育児経験等を綴ったコラムを3年間欠かさずに更新中。アメリカドラマ通でもあり、過去に連載記事の執筆経験あり。 得意ジャンルは育児・教育・グルメ・人生相談。
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June 27, 2020 at 06:13AM
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