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Saturday, May 16, 2020

新型コロナ>コロナ対策成果 台湾に中国の壁 WHO総会オブザーバー参加訴え:国際(TOKYO Web) - 東京新聞

6日、台北市での記者会見で台湾の新型コロナウイルス対策の成果を示し、WHO総会への参加を訴える陳時中衛生福利部長(衛生相)=AP

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 【台北=迫田勝敏、北京=中沢穣】世界保健機関(WHO)の年次総会が18日からテレビ会議方式で開かれ、新型コロナウイルスへの対策を議論する。感染対策で成果をあげた台湾はオブザーバー参加を求め、欧米や日本なども参加を後押しする。しかし中国は強硬な反対姿勢を崩しておらず、参加が実現する見通しは立っていない。

 台湾メディアは連日のように欧米や日本が台湾の総会参加を支持していると報じる。台湾は感染者を計四百四十人、死者七人に抑え、迅速な対応が国際的にも評価された。総会参加は台湾の成果を各国と共有し、国際社会で存在感を示す絶好の機会として期待が高まっている。

 WHOから排除されている台湾にとって、総会参加は悲願といえる。二〇〇三年の重症急性呼吸器症候群(SARS)ではWHOから関連情報を入手できずに対策が遅れ、多数の死者を出した。親中姿勢を示した馬英九(ばえいきゅう)政権下の〇九〜一六年までは参加が認められたが、中国と距離をおく蔡英文(さいえいぶん)政権の発足以降、中国の反対によって参加できない状況が続く。

 中国外務省の趙立堅(ちょうりつけん)副報道局長は十五日の定例記者会見で、蔡政権が「一つの中国」原則を認めないことによって、台湾の総会参加の「政治的基礎がなくなった」との認識をあらためて示した。中国は台湾の国際社会からの孤立を図っており、コロナ禍でもその姿勢は変えていない。

 実は総会のオブザーバー参加に関する規定は明確ではない。台湾は〇七〜一六年はWHO事務局長の招請で参加しており、欧米や台湾は今回も事務局長が招請すれば参加は可能としている。しかしテドロス事務局長は「事務局長に権限はない」との立場を示しており、招請状は台湾側に届いていない。

 台湾メディアは、中国とWHO事務局の間で「台湾の参加には中国の同意が必要」と定める「秘密の備忘録」があったと伝える。中国側も「備忘録は秘密ではない」(趙氏)と“密約”の存在を事実上、認めた。一方、WHO事務局は、総会で過半数の合意があれば台湾が参加できると説明しているが、アフリカなどは親中国が多いため、欧米などが参加を求めても勝算は低い。

 これまでに日米やニュージーランド、カナダなどが台湾の参加に支持を表明している。しかし、台湾の呉〓燮(ごしょうしょう)外交部長(外相)は立法院(国会)で「今年は米国は台湾の参加を求める提案国にはならない」と明らかにした。さらに参加実現の可能性は「極めて難しい」とも証言した。

※〓は、金へんにりっとう

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May 17, 2020 at 06:05AM
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