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Thursday, April 23, 2020

休館中の映画館を支援 ネットで上映、利益を分配 - 中日新聞

「仮設の映画館」の視聴ページのイメージ。分配先の映画館を選べる

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 新型コロナウイルスの感染拡大で各地の映画館が休館に追い込まれる中、インターネットで作品を上映し、鑑賞料金を劇場にも分配することで経営を助けようとする動きがある。二十四日からは「ホドロフスキーのサイコマジック」、五月二日からは「精神0」の上映が始まり、参加する中信地域の劇場関係者からは「ありがたい」との声が上がる。

 「ホドロフスキー…」はカルト界の巨匠アレハンドロ・ホドロフスキーの集大成的な作品。サイコマジックという自身が考案した心理療法について実践とともに描く。

 「精神0」は、「観察映画」の手法で知られる想田和弘監督の新作ドキュメンタリー。八十二歳にして突然引退した老精神科医のその後を描き、監督自身が「純愛映画」と評す。

 それぞれ本来の劇場公開日に合わせてインターネット上で公開する。「ホドロフスキー…」は七十二時間レンタルで、千九百円の通常プランと二千五百円の寄付込みプランを用意し、約四割を上映予定だった全国の映画館に均等に分配する。五月二十一日まで行い、二十二日から劇場公開する予定。

 「精神0」は、「仮設の映画館」というサイト上で上映予定の映画館から一つを選び、そこに鑑賞料金(一律千八百円)の約半分が分配される仕組み。鑑賞期限はレンタル購入から二十四時間。配信は同月二十二日までの予定だが、ヒットすれば延長の可能性もある。劇場公開の時期は未定。

 今月中旬から五月末までの上映を延期し、両方に参加するNPO法人コミュニティシネマ松本CINEMAセレクト(山形村)の宮崎善文理事長(58)は「劇場関係者を助ける試みでありがたく、新作を見たいお客さんの気持ちにも応えられる。ネットを見る新たな層にもPRできるのではないか」と期待した。

 「精神0」には県内でほかに長野市の長野相生座・ロキシー、上田市の上田映劇も参加している。

 (松本貴明)

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