【4月21日 Xinhua News】中国天津市（Tianjin）で、ナミ・モアレムさんは毎日午後、マスクを着用し、赤いバンドを腕に巻いて、コミュニティーの入り口にある赤外線温度計で住民の体温をチェックしている。
ナミさんは1カ月以上前から、コミュニティーの新型コロナウイルス感染症の予防・抑制のために、毎日ボランティア活動を行っている。彼は住民の体温を測り、移動許可証をチェックし、出入りの記録を書きとどめている。
カナダ出身で、2007年から天津市の学校でサッカーチームのコーチを務めている58歳のナミさんは、湖北省（Hubei）武漢市（Wuhan）で流行が深刻になった春節（旧正月）休暇中に、家族とともに東南アジアを旅行した。
ナミさんは「兄弟からはカナダに直接戻ってくるようお願いされたけれど、私の自宅は天津にあるので、ここに戻ってこなければならなかった」と語った。
天津に戻り、地元のコミュニティー街道の職員に家族の旅行歴を伝えたナミさんは、14日間の検疫を受け、自身の健康状態を示すバーコードを取得した。
その後、息子2人の教育のためには良い機会だと考えたナミさんは、地元のボランティアチームに加わり、新型コロナウイルス感染症との闘いに協力することで団結の精神を示した。
51人のメンバーでボランティアチームを立ち上げた趙明（Zhao Ming）さんによると、コミュニティーには約300人の外国人住民がいるという。
趙さんは「ナミさんが通訳を手伝ってくれている。彼の助けがあるから、外国人とのコミュニケーションがとても楽になる」と語った。(c)Xinhua News/AFPBB News
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April 21, 2020 at 07:33AM
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感染予防の社会奉仕活動に参加する外国人ボランティア 中国・天津 - AFPBB News
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